黒く煤けた1本の大きな梁が6脚のスツールに
こうした試作を経て、第一号の製品として6脚のスツールとテーブルのセットが完成しました。今回はプロトタイプのなかでもオーソドックスな形のスツールに仕上がっています。重量も重厚感もあるため、持ち運ぶのではなく飲食店やホテルのロビーなどに設置されるイメージです。
製作に先がけて山翠舎の倉庫に貯蔵された古木から選定されたのは、タイプの異なるこちらの2本。
1本は大町市内の常盤地区で解体された古民家の囲炉裏によって黒く煤けた梁で、もう1本は土蔵の梁として使われていたと思われる古木です。土蔵には囲炉裏がないので煤けてはいませんが、独特の色合いをしています。